現行のアナログ用周波数35チャンネルに加えてデジタル用周波数65チャンネル、あわせて100チャンネルを搭載。アナログ-デジタルの切り替えは、選択キーの長押しだけでできるため、運用もスムーズです。
デジタルモードでは、アナログモードに比べて雑音が少ない明瞭な音声で、快適な通信ができます。
デジタルモードでは、32,767通りもの秘話キーにより、大事な通信を傍受されることを防ぎます。ユーザーコード通信、個別通信での運用時に利用できます。
ARIB(社団法人電波産業会)の定める標準規格に準拠したデジタル通信モード「ユーザーコード通信」に対応。「000~511」までのコードを他の機種とあわせればデジタルモードで通信ができ、簡易的なグループ通信が可能です(*1)
外部制御に対応可能なデータ通信ポートを装備。データ通信用のシリアルポートとしての他、外部PTT、変調入力など、各種プログラムに対応できます(別売オプション;データ通信ケーブルCT-147が必要)。
別売オプションのGPSレシーバーキットを接続すれば、GPSを活用した位置管理システムなどにも機能拡張が可能です。各車両の位置を把握・管理し、音声通信と同時に行うことによって、業務がスムーズに進行します(別売オプション;GPSレシーバーキットFGPS-3KITが必要)。
無線機操作のほとんどすべてを、手元のスマートマイクで完結。クラス最大(*3)の液晶ディスプレイには、最大で全角6桁のグループ・個別の名称を表示できます。
音声通信のほかに、テキストメッセージの送受信ができます。頻度の高い伝達内容をあらかじめ登録しておけば、選択するだけでメール配信が可能。また、相手が不在の場合も、メッセージを残しておけば要件が伝わります(*4)。
安定化電源FP-33(別売オプション)に組み合わせ、オフィスのデスクトップで運用すれば、一斉に指示を送る指令局となり、通信システムの構築が可能です。指示や伝達を受ける端末は、車載機VX-D5901、携帯機VX-D591、どちらも使用できます。
音声出力は、マイクで700mW以上、本体の外部出力時で4W以上。パワーあふれるダイナミック、かつ聞きやすい音声を再現します。
個別通信モードにおいては、グループまたは一斉の呼び出しでも、送信者の個別IDが受信者側に表示されます。個別呼び出しを受けた場合は、受信者が不在であっても、送信者の個別IDがディスプレイに着信履歴として保持されます(最大10件)。
通信中、電波状況の悪化により受信レベルが低下すると、アラーム音で告知します。
スマートマイクに、緊急事態を周囲に報知するエマージェンシーボタンを装備しています。
・特定の相手先(個別、またはグループ)へ緊急信号を送信(デジタル)
・通信相手先へ一斉に緊急信号を送信(デジタル/アナログ)
●防塵性能は、本体、マイクともにIP5X(*5)相当
●DC12V車/24V車に対応
● RoHS指令対応